第2回ストーリー
2017/10/05
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西郷隆盛について書かれた原作小説版の「西郷どん!」(せごどん)の第2回のネタバレストーリーです。
KADOKAWAから発売の月刊文芸誌「本の旅人」2016年3月号掲載。
閲覧ご注意ください。
「西郷どん!」(せごどん)第2回
小吉(西郷隆盛)が9歳の時、小吉の住む下加治屋町の少年達は島津歳久が祀られる心丘寺まいりを行なった。
そこで、小吉達は偶然通りかかった島津斉彬(しまずなりあきら)に言葉をかけられる。
斉彬を見た瞬間に衝撃を受けた小吉は自宅に帰ると緊張が解けて感涙してしまう。
小吉は祖父龍右衛門(りゅうえもん)の「一生懸命剣を習い学問に励めば(斉彬の)お側に行くことも出来る」という言葉に、斉彬に仕える為に改めて精進する事を誓った。
四年後、小吉は目方は二十貫(75キログラム)を超えて相撲をとらせたらかなうものがいない程に力をつけていた、
また、学問においても優秀だったため、下級武士の子供ながら藩校の造士館に通う事が許された。
造士館での小吉はそのみすぼらしい服装が目立っており、造士館の別の郷中の少年に因縁をつけられて蹴りつけられるが、抱え上げて川に落としてしまう。
その後、小吉はその少年から後ろからの不意打ちを受け、刀で肩に一生残る傷を受けた。
うまく右手が上がらなくなる小吉だが、「どうせ武芸で立とうとは思らんかった」と、より学問に励んだ。
小吉はやがて吉之助(きちのすけ)と名乗るようになり、18歳で郡方書役助という役職に就いた。
しかし、吉之助の家は相変わらず貧乏だった。
金が無いため、年の離れた生後半年の弟竜助を医者に診てもらう折には、体調の悪い祖父龍右衛門が自分より竜助を優先させた。
結果、龍右衛門は寝込むようになってしまう。
自分の家が何故貧乏で、斉彬の側に仕えられない身分なのか、思い悩む吉之助。
その頃から吉之助は誓光寺に座禅を組みに通うようになるのであった。
西郷隆盛についての小説「西郷どん!」(せごどん)のネタバレストーリーでした。
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